■仏教
バンコクから、ミャンマーを訪れました。ミャンマー観光は、仏教一色です。チベット並みに人々は信心深いのです。チベットでの仏教信仰は五体投地(両膝、両肘、頭を地につけてのお参り)に象徴的で迫力を感じるのですが、ミャンマーの仏教信仰は人々の生活に仏教が穏やかに溶け込んでいる印象です。
イスラム教色やキリスト教色が強い国よりも、仏教色が強い国は日本人にとってかえって新鮮です。

バガンの素晴らしい風景
ミャンマーではすばらしい仏教遺跡(施設)に感動して、観光、移動を繰り返し、疲れました。観光に夢中になるのは、各々の遺跡(施設)の迫力に加えて、いろいろなパターンがあることです。高い仏塔がある寺院、洞窟の中にある寺院、蛇を飼っている寺院、猫が芸をする寺院、湖に浮かぶ寺院などなど。本当に楽しめました。
■世界一親切な人々
旅行者同士で世界一親切なのは何人かという話になったとき、よく挙がるのがミャンマー人かイラン人です。それぐらいミャンマー人は親切で有名なのです。
仏教の影響か人々は穏やかでほっとさせられる国です。親日的な人が多く、日本語の勉強をされている方も多いです。短期旅行の訪問国としてもおすすめです。
ミャンマーを訪れると、ミャンマー人、そして仏教を好きになる人は多いと思います。
■軍事政権
日本でのミャンマーの報道といえば軍事政権かアウンサン・スーチー女史に関するものがほとんどです。
旅行者に関係する軍事政権の影響というのは、非常に治安がいいということです。夜中でも自由に出歩けます。
厳罰制がひかれ、刑務所も悲惨な状況とのことで、人々は警察に捕まることを大変怖れています。そのため最貧途上国(LLDC)であるにもかかわらず、治安は大変いいのです。
死刑制度、厳罰制による犯罪抑止効果に対する疑問の声を聞くことがありますが、飢えていない状況で厳罰を課せば治安がよくなることは間違いないと思います。
さて、人々の軍事政権に対する気持ちを聞くと、批判的な声がほとんどでした。日本(欧米)での報道と、現地での人々の意見が違うことはよくあるのですが、ミャンマーに限っては報道通りでした。私が接した方々は、アウンサン・スーチー女史率いる国民民主連盟(NLD)を支持している人がほとんどでした。
■経済
旅行者にとって物価は大変安いです。以前は入国時300US$を強制的に両替させられたのですが、その300US$をいかに使い切るかが旅行者の悩みの種だったのです。
軍事政権はビルマ式社会主義を放棄し、市場経済に移行しつつあります。アメリカは経済制裁を続け、マクドナルドもありませんが、ASEAN加入も果たし、中国も積極的に接近しています。日本もミャンマーに関しては、必ずしもアメリカと共同歩調をとっていません。
政治リスクはありますが、今後ミャンマー経済は上向いていくと思われます。思いつくまま理由を挙げてみましょう。
(1)農業に適した土地、そして資源に恵まれています。実は産油国です。
(2)識字率が高いです。娯楽のために本を読んでいる子供を見かける国は多くありません。
(3)人々は勤勉.。穏やか。
(4)治安がいいです。少数民族との紛争も落ち着きつつあります。
(5)近隣に巨大マーケットを抱え、地理的に有利。
経済状況が悪く、通貨が弱い国は、現地の方には申し訳ないのですが、旅行者にとって割安で旅行しやすいです。旅行しにくくなってもいいので、早く発展することを祈っています。経済的に豊かになることが、民政移管への「ソフト」ランディングを早める結果にもなるとも思っています。経済的に恵まれた国ほど、政変の際に、悲劇は起きにくいです。アメリカの方針は逆で、出来る限り経済的に追い詰めて、民政移管を促すというものです。
■インレー湖

マーケットに向かっています。足で漕いでいることに注目。 |
さて、観光の話に戻りましょう。
ミャンマーにはインレー湖という大きな湖があります。独特の文化があり、興味深い場所です。
湖では今も手漕ぎの船が現役です。正確には、こちらでは手漕ぎではなく、足漕ぎです。写真のように片足で立ち、もう一方の足をオールにからませて、オールを前後に動かして進んでいきます。非常に器用なので、感心してしまいます。漁のときに手が空いていたほうが便利なので、足で漕ぐそうです。
水上での農業も盛んです。トマトなどは、水上のほうが質のいいものができるとのことです。水上家屋はあちこちの国でみかけますが、水上での農業は珍しいと思います。
周囲には仏教遺跡もあります。またトレッキングで訪れることができる山の中の村々も大変素朴で視野が広がります。山の中の村々は全くといっていいほどツーリスティックではありません。
おすすめの場所です。 |

水上家屋に加えて、水上畑もたくさんあります。 |
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このような金ピカの寺院がたくさんあります。そしてどの寺院もお参りしている人がたくさんいます。 |

仏様のお力により決して落ちないゴールデンロック |

仏教とナッ信仰という宗教が共存しています。山の上まで延々と参道が続いています。 |

この寺院のネコはジャンプして輪くぐりします。お坊さんが教えられたそうです。 |

この寺院では神聖なニシキヘビが3匹飼われています。餌は卵だそうです。 |

インフラ整備はまだまだです。ある大きな都市でエアコン付きであることを、しっかり確認してからチェックイン。しかし、のちほどその町に電気が通るのは1日2時間と分かり、がっかり。 |

ミャンマーでは日本の古いバスを利用しています。汗をかきながらの長距離移動はしんどかったです。男性も女性も写真のように布を巻いています。ズボンをはいている人は滅多にいません。 |